JIS Z 1522  セロハン粘着テープ

 JIS Z 1522  2009年版  セロハン粘着テープ ( Pressure sensitive adhesive cellophane tapes )を  【序文・目次・適用範囲】,   【品質・製品の呼び方・注意事項】 に分けて紹介する。

 序文・目次・適用範囲

 序文
 この規格は,1964年に制定され,その後6回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 2004年に行われたが,その後の引用規格である JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」の改正に対応するために改正した。
 
 JIS規格の目次(ここでは青字の項目を説明)
 序文,1 適用範囲,2 引用規格,3 用語及び定義,4 品質(4.1 性能,4.2 寸法,4.3 外観),5 試験方法(5.1 試験の一般条件,5.2 粘着力,5.3 引張り強さ及び伸び,5.4 寸法,5.5 外観),6 製品の呼び方,7 表示及び包装(7.1 表示,7.2 包装),8 保存及び取扱い上の注意事項
 
 1 適用範囲
 この規格は,主に包装,封かんなどに用いるセロハン粘着テープ(以下,テープという。)について規定する。

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 品質・製品の呼び方・注意事項

 4 品質
 4.1 性能
 箇条 5によって試験を行い,表 1の規定に適合しなければならない。


表 1−性能
  試験項目   性能
  粘着力 N/10mm
 常態及び促進保存性処理後
  1.80以上
  引張強さ N/10mm   25.0以上
  伸び %   13以上
 4.2 寸法
 テープの寸法及びその許容差は,表2(ここでは,厚さと幅の規定値を紹介し,許容差や巻芯及び長さの規定は省略する)による。
 テープの幅は,9mm,12mm,15mm,18mm及び 24mmが規定され,厚さは,いづれも 0.06mm以下と規定されている。
 
 4.3 外観
 テープの外観は,テープが巻心に均一に巻かれていて,著しい変形及び巻き巣がなく,両側面が平らで,のりはがれ,折れ目,きず,色むらなどの使用上支障のある欠点があってはならない。
 なお,テープには,着色及び印刷してもよい。
 
 6 製品の呼び方
 製品の呼び方は,規格名称,幅及び長さによる。
 :セロハン粘着テープ 12mm×15m
 
 8 保存及び取扱い上の注意事項
 テープは,温度,湿度,圧力などによって,その品質に影響を受けやすいので,保存及び取扱いについては,次の事項を守ることが望ましい。
 a)  直射日光を避け,夏は涼しい所で,冬はあまり寒くない所に乾燥しないように保存する。
 b)  変形防止のため,横積みは避ける。
 c)  温度 10℃以下では使用時に緩やかに巻き戻す。

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